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【速修・過去問/創作問題】⑩国際社会と国際法・国際連合(3)国際連盟と国際連合

47 第一次大戦後設立された国際連盟の理事会では、全加盟国の協力を基礎とする集団安全保障の方式が取り入れられた。
  • 第一次大戦後、アメリカの大統領ウィルソンが提唱し形成されたのが国際連盟。以下、国際連盟国際連合を少し深く見ていくが両者に共通しているのは、「集団安全保障」Collective securityという体制。「潜在的な敵国」も含めた国際的な集団を構築し、不当に平和を破壊した国に対しては、その他の国々が集団で制裁するという体制をとった。「「平和14か条」を提案したウィルソンは、従来の軍事同盟に代わる集団安全保障による平和の維持を提唱した。」も○。頻出事項である。

 

48 集団安全保障とは、国家が同盟を結び、敵対陣営との軍事バランスをとることによって自国の安全を確保する仕組みである。
  • ✕これは「勢力均衡」Balance of power の考え方

 

49 国際連盟では、総会と理事会における議決は、全会一致によることが原則とされた。
  • ○加盟国は創設時42ヵ国で、議決は全会一致であるため迅速かつ有効な決議を行うことが難しかった。理事国は日、英、仏、伊、これに独加わった。アメリカは不参加。後に日・独・伊が脱退、ソ連を除名。

 

50 国際連盟では、侵略国に対しては、経済制裁を加えることが原則とされた。

 

51 国際連盟が提供した紛争の平和的解決手段に常設仲裁裁判所の設置がある。

 

52 国際連盟は、相対立していたアメリカとソ連を、加盟国として取り込んだ。

 

53 国際連盟に日本は加盟したが、脱退した。
  • ○ドイツに先んじて脱退

 

54 第二次大戦後設立された国際連合は総会・安全保障理事会・経済社会理事会・信託統治理事会・人権理事会・事務局の六つを主要機関と位置づけている。
  • ✕人権理事会ではなく、「国際司法裁判所」。現社の問題。一つ一つ丁寧にチェックしなさいというメッセージ。

 

55 日本は、中国との国交回復により国連に加盟した。
  • ✕1956年の日ソ共同宣言による  主権の回復はその前の1951年 「日本が国連への加盟を承認されたことをうけて、日ソ共同宣言が調印された。」も✕。日ソ共同宣言で国交を回復したことで、国連への加盟が認められた。なお、日本とソ連→ロシアとは「平和条約」が締結されていないことも承知かと思う。宣言は「正常な外交関係が回復された後、平和条約の締結交渉が継続される」こと、およびソ連が歯舞・色丹を日本に「平和条約が締結された後、現実に引き渡す」ことを規定している。しかし、平和条約が結ばれるような動きに至っていない。

 

56 ドイツは東西に分断されていた時代には加盟を認められず統一達成後になって加盟した。
  • ✕1973年に同時加盟 1961年にベルリンの壁が作られ東西ドイツの対立が激化したが、その後、西ドイツが東方外交を推進、ポーランドなどとも個交を回復し、1972の「東西ドイツ相互承認」を背景に、国連に同時加盟した。その後CSCE(全欧安全保障協力会議)が結成され、ヨーロッパがいち早く緊張緩和が進む推進力となった。

 

57 冷戦後の1991年韓国は国際連合に加盟したが、北朝鮮は現在も加盟していない。
  • ✕最後の分断国家だが、冷戦終結後1991年に同時加盟した。

 

58 永世中立国のスイスは加盟していない。
  • ✕2002年になって加盟。なお、「スイスは、永世中立国であるが、国民投票による決定に基づき、国連に加盟した。」という2001年の政経「括弧つけ問題」がある。この段階では✕だったが、現在は○。僅差ではあったが、「国民投票」の結果であったこともインプットしておこう。

 

59 冷戦終結後、チェコスロバキアの分裂や東ティモールの独立、南スーダンの独立などにより、主権国家の数が増え、国連加盟国数は増加した。

 

60 バレスチナ自治政府は国連の非加盟オブザーバー国家として、国連での議決権はないが、総会に参加して発言できることが認められた。