【知っ得】-囚人のジレンマ
「共有地(コモンズ)の悲劇」とは? 誰もが利用可能な共有の放牧地で、ある人が利益をあげようと家畜数を増やしていったとする。そうすると、牧草が不足して、全体としては損失が生じてしまう。さらに、他の個人も、自分も利益をあげたいと羊を増やしていった…
「東京書籍」「公共」の教科書に、さらに新しい視点から「囚人のジレンマ」を扱ったものがあることを紹介しておきたい。 これまでの「囚人のジレンマ」は、「一回限りの場面」を想定していた。その場合、自分の利益を優先してしまい、「非協力」の戦略を取っ…
囚人のジレンマは、「軍縮」と「環境保全」のジレンマだけでなく、経済活動のジレンマについても有効な理解のためのフレームともなる。 「囚人のジレンマ」 顧客獲得と価格競争 回避策としてのトラスト・カルテル 市場の失敗①:外部不経済 市場の失敗②:フリ…
前回の記事で囚人のジレンマの基本について触れた。 自分の利益を優先して判断した場合、相手の選択にかかわらず「自白」を選ぶことが得になる。ただし、利益表を見ると、二人とも「黙秘」を選ぶ方が刑期が最も少なくて済む。しかし、「黙秘」を選んだ場合、…
これまでも3年か4年に一回は囚人のジレンマを使った問題が出題されている。 2023年度入試は出る可能性あり。 *まず、囚人のジレンマの本質を確認しておこう。 練習問題 司法取引と「自白」「黙秘」 問題の解き方 練習問題 司法取引と「自白」「黙秘」 ■ 以…