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【速修・過去問/創作問題】⑨選挙(1)小選挙区と比例代表制

01 普通選挙とは制限選挙に対する言葉で、納税額や性別などを問わず、一定の年齢に達した全ての国民に選挙権を付与するというものである。

 

02 第二次世界大戦後に満20歳以上の男女に選挙権が付与されるまでは、一定額以上の税を納める満25歳以上の男女にのみ選挙権が認められていた。
  • ✕前項で触れたように男子については「一定額以上の税を納める」という制限は1925年に撤廃されていたが、女性には参政権はなかった。二つの点で誤りを含んだ文章。

 

03 ●秘密選挙の原則には、一定の年齢に達した者が、その財産や納税額などにかかわりなく、選挙権を行使できることが含まれる。
  • ✕2021現社第2日程の問題。後段は「普通選挙」のこと。「秘密選挙」は無記名投票による選挙。

 

04 有権者が候補者を直接に選出できなければならないとする考え方のことを直接選挙の原則と言い、日本の国政選挙では自書による投票の形式が採用されている。
  • アメリカの大統領選挙は、だから直接選挙とは言えないということ   なお、日本以外では○等の記号式が多いが・・・自分で書くことが困難な場合は「代理投票制度」により補助者が指示に従って記入する  「点字での投票も可」。  地方選挙では○の記号式もある  なお、有権者は英語ではvoter

 

05 小選挙区の方が大選挙区より死票が少ない。
  • 小選挙区制は死票が多いのが最大のデメリット。なお「一般に、小選挙区制では、一つの選挙区の議員定数は二人以下と限定されている。」は✕。定員が一人なので、当選者以外の人への票は死票となる。「大選挙区制」は、1つの選挙区から2人以上の代表者を選出する制度。

 

06 小選挙区の方が大選挙区より多額の選挙費用がかかる。

 

07 小選挙区では、少数派の意見が反映されにくい。
  • ○一人選出なので当然そうなる

 

08 小選挙区制を導入すると、大選挙区制を導入した場合に比べ、得票率の低い候補者も当選しやすくなる傾向がある。
  • ✕少し考えないといけない問題。大選挙区のほうが定数が多いので、立候補者も当然多くなる。そうすると、一人当たりの得票率は低い。低くても定数が多いので当選はできる。小選挙区は逆に、立候補者が少ないので、当選者の得票率は相対的に高くなる。・・・しかし、もっと簡単に考えてみると、そもそも小選挙区は一人当選者の制度なので、「得票率の低い候補者も」の「も」はあり得ない→✕・・・でもいいかも。実際に出題された問題だが、解説者泣かせの問題。

 

09 大選挙区の方が小選挙区より小政党の当選の可能性が高い。
  • ○これは簡単、○。

 

10 大選挙区の方が小選挙区より政局が安定する。
  • 大選挙区制だと多くの政党が乱立することもあり得る。

 

11 ●大選挙区制においては、小選挙区制に比べて二大政党制を促進する傾向がある。
  • ✕2021現社第2日程の問題。小選挙区が二大政党。★2021政経第2日程でも「小選挙区議席数の割合を高めたら、二大政党制を導き政権交代が円滑に行われやすくなる」といった変化の理解を問う問題も出題された。これは○。

 

12 小選挙区制の下では、議会の過半数を単独で占める政党が誕生しやすいことから、政権が安定するといわれている。
  • ○前項で小選挙区→二大政党という道筋をみたが、これを固定的に捉えると、✕と判断してしまいかねない。しかし、ここではもっと柔軟に考える必要がある。歴史的に二大政党が形成され小選挙区制をとるアメリカやイギリスの場合は、第三党以下の小政党の進出が難しく二大政党が維持される可能性が強い。日本も1993年二大政党を期待して小選挙区制が導入されたが、小選挙区制は、二大政党が形成されていなければ、一党に圧倒的に有利になる場合もあり、自民党が政権を保持し続けてきた日本の場合、なかなか二大政党・政権交代という訳には行かなかった。その意味で問題文は○。自民党による安定政権であった。ただし、日本の場合、小選挙区制に、国民意志を忠実に反映する比例代表制を加えた。その選挙制度の影響もあってか、あるいはリーマンショックという大きな衝撃もあってか、民主党が躍進し、2009年になって初めて、本格的な政権交代を実現させた。しかし、これも一時的なものに終わってしまい、再び自民党による安定政権となっている。ということで、柔軟に考えると、この文章も正しい。

 

13 比例代表制は死票が相対的に少ない。
  • ○これは理解できるはず。非常に重要な観点。

 

14 比例代表制は小党分立になりにくい。
  • ドント方式で「小党でも当選の可能性あり」 これが選挙区にプラスされている意義。小党分立になりやすい訳ではないが、「なりにくい」訳でもないので✕。なお、ドント方式は各政党への投票数を自然数で割っていき数の多いところから当選としていく計算方式 ●2022現社第1日程でドント方式ともう一つ別の方式→指示に従った計算問題が出題された。ここでは触れないが、◎「フクフクちゃんの深める」でぜひ学んでほしい。

 

15 比例代表制の下では、少数者の意見や利害を国会に反映しやすく、また議会の構成も世論の縮図に近いものとなる。
  • ○後段は教科書には記載されていないが、正しい。「世論の縮図に近い」。しかし、これを知識としてもっていなくても、「そう言われると、確かにそうだよね」と思える力がほしい。「比例代表制の下では、小党分立の傾向が生まれやすく、その場合には連立政権をつくらざるを得ないので、政治が不安定になるおそれがある。」も正しい。いずれも現社の問題。現社はこうした俯瞰的な表現が多く、ある意味では手強い。

 

16 衆参議院いずれも、比例代表選挙では、有権者は、政党名か、比例代表名簿に搭載された候補者名で投票する。
  • 衆議院は政党名のみ 候補者名での投票は無効となる

 

17 衆議院、参議院ともに選挙区制と比例代表制が組み合わされ、いずれも比例代表制による選出数が多い。
  • ✕選挙区制が多い 比例は176/465 100/242。 ちなみに定数の覚え方を伝授しておく。「喜んで(465)避難路(176)を歩いていくと西は(248)100均だった。」

 

18 比例区よりも選挙区に多くの議席を割り当てている現行制度は、大政党に有利に作用する。
  • ○これも落ち着いて「考えなくては」ならない。比例区は小数政党が進出しやすい。比例区の方が定数は少ないということは、小数政党が進出しにくい。故に、「大政党に有利」は正しい。

 

19 衆議院、参議院選挙ともに、原則、有権者は自書により二票投じることになる。
  • ○選挙区制と比例代表制の二票。日本の場合、国政選挙は候補者名も政党名を「自分で書く」ことが求められる。

 

20 衆議院選挙はかつては中選挙区制度を採用していた。

 

21 一票の格差に関して、衆議院選挙に対して違憲判決が二度くだされたのは、中選挙区制度に対してのものであった。
  • ○1976 1985 に違憲判決。 だから1994に選挙制度改革を行ったと考えておくと良い。