【前提知識】トレード・オフと機会費用
トレード・オフ
人々が何かを生産(消費)しようとすれば、他の何かを生産(消費)することを諦めなければならない。このことを「トレード・オフ」と言う。
機会費用
あることを選択した時、他の何かを諦めたために失われた最大の便益(他の選択をしていれば得られた最大の利益)を「機会費用」と言う。
経済学では、この「機会費用」を極めて重視する。
この考え方を知らないと、損をするよ。
トレード・オフと機会費用の違い
トレードオフは何かを選択すれば別の何かを失うという関係性のこと。
機会費用は選ばなかった選択肢の方で得られた利益=失われた利益のこと。
【問題】機会費用について
2時間の映画を見るのに2000円かかる。同じ時間を使って、カラオケ店でアルバイトをすると1800円、食べ放題のお店に行くと2500円かかる。この三つの選択肢のうち一つしか選べない場合機会費用を含めた映画鑑賞はいくらになるか。
【解答】
2000円+1800円 = 3800円
※「機会費用」に該当するのは、アルバイトをすれば得られたはずの1800円。これを加えてやる必要がある。