「三つで括って覚える経済」 ⑩貿易・農業・国土・格差社会など
ここは一つ一つ確実に押さえておけばよいかな。
日米貿易摩擦・経済摩擦
①1950年代~ 製品
②1960年代~ 鉄鋼
③1970年代~ カラーテレビ・
④1980年代~ 半導体
⑤1989 日米構造協議
1993 日米包括経済協議 → 日本型金融ビックバーン
産業・貿易構造の変化
①産業構造の高度化
比重が 第一次→第二次→第三次 と移行
→ の法則
※現在、産業別実質GDP 1位は情報通信
※現在、6次産業化を模索 → 農業1次✕2✕3
②貿易構造の変化
「」の割合が増加
↑ 日本企業の海外工場で組立・生産された製品、アジア諸国が組立・製造した製品
日本は「部品提供」に比重が移行
③産業の空洞化への懸念
解禁
①1997年 解禁
②2005年 解禁 2010年発動
会社設立・「最低資本金の制限」も解除=1円で起業できる
③製造業への派遣労働解禁、カジノ解禁、民泊解禁など・・・
中小企業
※・従業員数を基準に分類
製造業については・・・ 資本金3億円以下、従業員300人以下 が中小企業
①企業数は・・・ 大 : 中小 0.3 : 99.7
②雇用者数は・・・ 大 : 中小 3 : 7
③付加価値額は・・・大 : 中小 6 : 4
※産業の二重構造 下請け・系列下
・・・頑張ろう、中小企業!!!
農業
①保護政策 1942年~
「制度」
政府がコメを高く買い安く売る
②1990年代~
自由貿易・市場開放の圧力
・1991 牛肉・オレンジ
・1993 コメの部分開放 を輸入
↑ ウルグアイ・ラウンド ・1995 「新食糧制度」
・1999 コメの化 = 市場開放
・・・ただし高関税で輸入量は少ない
※TPP発効で、今後例外なき関税撤廃か
→ ただし現在は例外措置
③自由競争
・2004 「改正食糧制度」 米の価格は市場で決定
・2005 農地法改正 の参入
・2009 農地貸借の
・2018 減反政策廃止
コメ政策
①食糧管理制度
政府が「流通」と「価格」を管理 コメを高く買い安く売る
→ しかし生産過剰
②新食糧制度
コメ「流通」の自由化
スーパー・コンビニでも販売可
③改正食糧制度
コメ「価格」市場で決定 生産者が自ら生産調整
※2010~2017 個別所得補償制度
・・・生産費 > 販売額の場合補償
現在は減反政策そのものが廃止され、この補償制度も廃止
→ 自助努力
国土開発
①1960年代以降
全国総合開発計画等により「国土の均衡ある発展」を目指してきたが・・・
太平洋ベルト地帯構想
→ 三大都市圏(東京・名古屋・大阪)に人口集中
→ 地域間の均衡ある発展が課題
→ 新産業都市等を指定
②1980年代以降 人口・諸機能の「一点集中」が顕著に
→1990年代以降 国土総合開発法が国土形成計画法へと名称を変更
国中心、開発中心からの転換
「地域の自立の促進と美しい国土の創造」を目指す
③2000年代以降
人口減少社会に転じたことも踏まえながら、「地方創生」を目指す
・・・しかし、「東京一点集中」は未だ解消されていない
都市・地方の課題
①地方と農業の課題 ・地方の過疎化より深刻に
→ 中山間地の中には限界集落 ・農業離れも進む・・・耕作放棄地
→ 食料・農業・農村基本法(1999)
← 農業基本法
農業の「機能」の発揮を目標の一つに掲げる★2022倫政本試験
②都市の課題 ・ドーナツ化現象
→ 都市中心部の人口減少
・現象
→ 無計画な宅地開発による虫食い現象
← アメリカの圧力による大型店舗店の郊外進出による
③「中心市街地活性化法」の改正
まちの機能を中心市街地に集中させる「」構想
→ 中山間地・過疎地ともつなげる
格差社会の進行
・
→ 45度の直線から遠ざかり
・・・曲線が右下がりになるほど格差大
・
→ 当初所得は0.6近くにまで(1に近くなるほど格差大)
ただし、「再分配所得」は数値上は何とか0.4以内
②貧困率
OECDが指標にしているもの
国内の世帯を所得順に並べ、「中央値」の世帯の「半分」に満たない所得の世帯の割合
日本16%
しかも、こと「再分配所得」についてはアメリカに次ぐワースト2
③「子ども」の貧困が深刻に
子どもがいる現役世帯のうち、「一人親世帯の相対的貧困率」についてはOECD加盟国中最も高い
※2013年 子どもの貧困対策推進法
社会保障
所得格差の是正に一役かってはいるが・・・
①高度経済成長期 1961年
国民皆保険 国民皆年金実現
②平成不況期 1997年
法
40歳以上が負担 介護の社会化
→ 生きている限り介護保険を負担
③リーマン・ショックの年 2008年
「」医療制度 75歳以上
保険料の一部負担を年金から差し引く 窓口でも1割負担
現在は所得の多い後期高齢者は2割負担に
※高齢者にとっても生きづらい世の中に
長生きすることがリスクを背負う時代になってしまった・・・