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【今日の時事問題】「世界難民の日」に寄せて

 

今日6月20日は「世界難民の日」だそうだ。

 

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)によると、紛争などによって「難民」や「避難民」となった人が、世界全体で初めて1億人を超えたとのこと。ロシアによるウクライナ侵攻によって急激に増えたためだ。ウクライナ難民が600万人を超え、国内で避難生活を余儀なくされている人もおよそ800万人に上っているとのこと。

結果として、「世界の78人に1人、全世界人口の1%以上は故郷を追われている」ことになる。

 

「難民」と「避難民」との違いは、4月12日付けに書いた時事問題コラムを参考にしてもらうことにして、半数が国内避難民とのこと。しかし、国内であろうとも、国境付近で道を断たれ滞留している状況もあり、厳しい状況であることには変わりがない。

 

なお、ウクライナだけでなく、シリア、アフガニスタンミャンマーからの難民も多く、また、政治的な混乱が続く南米のベネズエラからも460万人が難民となっているとのこと。今後、食糧危機等も加われば、まだまだこの状況は悪化しかねない。国際社会全体で、難民を出さない国際協力を推進していくことが必要である。

 

こうした状況の中、受験生諸君にも知っていてほしいことがもう一つある。「難民」の流入に伴い、「反移民、反グローバリズム」のポピュリズムが台頭する危惧が高まっていくる可能性が強いということだ。既に、冷戦終結後、東欧から多数の難民、移民が西欧に押し寄せ、移民排斥運動が各地で発生した。そうした中、イギリスはEUを離脱するといった選択肢をとるに至ったが、今後、欧州全体で、難民・移民をめぐって様々な温度差が生じ、分断が強まる可能性もある。

このあたりの力学、受験生なら、ある程度は理解できるのでは? だから、あえて詳しい説明はつけないが、こんな問題もあるんだということは、察知したい。

 

最後に、ウクライナ戦争が始まって4か月を超えた。まだ終息の見通しも立たない。一方で、核兵器禁止条約第一回締結国会議がウィーンで開かれようとしている。その会議に、日本の被爆者、若い学生たちも参加するとのこと。世代を超えた結束が、きっと、将来、山が動くための、一里塚となるはずである。