「三つで括って覚える社会」 ⑥高度情報社会
教科「情報」で詳しく学習しているはず。近年の動向もある程度は知っておこう。
ユビキタス社会の到来
社会
「いつでも」、「どこでも」、「誰でも」情報にアクセスし、利用できる社会
①大量の情報の処理・蓄積と伝達の高速性
→ 現在第5世代移動通信システム(5G)の段階に
②クラウド・コンピューティング
「インターネット上の仮想基盤」であるクラウドを利用
→ ユーザーはインターネットの向こう側(雲の向こう側)からサービスを受け、
サーバーやデータ、ソフトウェアなどの所在を意識せずにサービスを利用できる
③学習形態、就労形態の変化
・eラーニング
・テレワーク
・ Small Office/Home Office
→ パソコンやインターネットを活用して、自宅など小規模のオフィスで仕事をする形態
経済活動の活性化
①電子商取引(EC:Electronic Commerce、e-コマース)の拡大
インターネットなどのネットワークを介して契約や決済などを行う取引形態
②システム
「いつ、どの店舗で、どんな人が、どんな商品を、どれだけ購入したか」
売上の情勢を商品の種類別に収集
→ 在庫管理だけではなく顧客分析も可能なので商品改良などに役立つ
Point Of Sales
③ビック・データの活用
事業に役立つ知見を導出するためのデータ
情報社会の諸課題
①デジタル・ ⅠT環境を利用できる人とそうでない人との格差
②情報選択・活用能力(メディア・リテラシー)が求められる
③情報利用のルールとモラル
(2)個人情報の保護
・ビッグデータの活用とプライバシーの侵害の危険性
・個人情報の流出の危険性
→ 不正アクセス禁止法の施行(2000年)
→ コンピュータ・ウイルス作成罪の創設(2011年)
※マイナンバーカード 社会保障・税番号制度
自己情報コントロール権侵害や個人情報漏洩は大丈夫か?
(3)ネット犯罪
・ネット犯罪の増加・ハッキングなどへの対応
・国境を越えたサイバー・テロの被害
・知的財産権(知的所有権)の侵害 映像や音楽、漫画
④インターネット環境を利用した表現の自由の拡大
・誹謗中傷をどう防ぐか
近年の動き
①の義務化
事業者は携帯電話端末の販売時にフィルタリングを設定することが義務化
→ 青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備のため
②プラットホームによる誹謗中傷対策の必要性
SNSプラットフォーム事業者に対して、自主的な対策を求める声が強まってきた
③罪厳罰化
インターネット上での侮辱罪が厳罰化され、懲役刑も加えられた