「三つで括って覚える経済」 ⑤円高・円安
苦手とする受験生が多いが、絶対に落とせない分野。避けずに理解してしまおう。
外国為替相場の変動
外国為替相場における円とドルとの「需要と供給」の法則で決まる
①円の需要が高いと
※例えば、日本に沢山のドルが入ってきて、円に替える必要があると
↓
②円が外国為替市場から = 円がレアものになる
↓
③円の価値が上がる = 円高
円高になる3つの原因
①貿易
→ が増加△すれば円高
∵ がたくさん入ってくるから
②金利
→ 日本の金利が△と円高
∵ 外国の投資家が目をつけ、がたくさん入ってくるから
③株価
→ 日本の株価が△だと円高
∵ 外国の投資家が目をつけ、がたくさん入ってくるから
※円出カ
輸出とカ (カネ(金利)とカブ(株))が上昇△すると円高基調
円高になる原因 +3
④ インバウンド
→ 海外からのインバウンドが△すれば円高に
∵ がたくさん入ってくるから
追加・・・「円デカはインするから」とでも覚えておくと良い
⑤物価
物価円の貨幣価値が上がれば円高なので、の場合円高
→ 物価が下がるとむしろ円高
⑥対外投資
→ 対外投資がすれば円高に
★対外投資は「ドル」で行なう
→ 対外投資をするとドルが少なくなり「ドル高円安」に
だから対外投資は、すると円高基調に
※物価と対外投資は▼の方がむしろ円高
円高になると 一般常識ベスト3
円高になった原因と逆のベクトルが働く
①輸出 ( が盛んになる or にブレーキがかかる )
→
②輸入品 ( が安くなる or が高くなる )
→
③日本人の海外旅行( が割安になる or が割高になる )
→
円高になると 重要ベスト3 +応用1
①円の購買力が ( 高まる or 低くなる )
→
②対外投資が ( 活発になる or 不活発になる )
→
③産業の空洞化が ( 進む or 止まる )
→
+応用1
日本の方が物価が高かった製品の「内外価格差」は( 拡大 or 縮小 )
→
日本の円高・円安にかかる3段階
360円~変動為替相場制に移行後
①「」で 輸出が進み、じわじわと円高も進む
②プラザ合意で円高誘導、円高不況で貿易が伸び悩むと、
円高を背景に「」へ
③バブル経済崩壊後、デフレ・内需冷え込みで超円高に(79円)
リーマン・ショック後の2011も一時(75円)
※110円前後で推移していたが、現在急速に円安進行
150円超えで「為替介入」
現在の円安に関連して
①には有利だが、生産拠点を海外に移した企業にはメリットなし
による観光立国のチャンスだが、海外は物価高で旅行する余裕はないかも
②日本の学生のにブレーキをかけることに
海外から日本で働こうとする動きにもブレーキをかけることに
③が低下するため、海外の食糧・エネルギーが手に入りにくい
をまねき、家計に打撃