時事問題
今日は77回目の広島原爆の日。8時15分、私も妻とともに黙祷を捧げた。 ニューヨークでは、NPT=核拡散防止条約の再検討会議が開催されている。ロシアが核兵器を使用する危惧が払拭できない中、平和への希求と軍縮へのうねりを一段と高めたいものだ。…
臨時国会の招集 2022年参議院選挙の結果 選挙制度と選挙結果 正誤問題にチャレンジ 臨時国会の招集 今日、参議院選挙後初めての「臨時国会」が召集される。 www.shugiin.go.jp と言っても、参議院の正副議長を決めるだけの3日間だけとのこと。安倍元首相の国…
参議院選挙の結果を受けて、これまでの日本政治史を鳥瞰してみる7月10日参議院選挙が行われて、もう3週間も経ってしまった。時事問題と銘打ちながら、ここのところ筆が進まず、申し訳なく思っている。 結果を再確認しておこう。一言で言えば、自民党の圧勝で…
その2はこちらから↓ fukuchanstudy.hatenablog.com 最後に「投票」について。今回、若者に投票を呼びかけるため「センキョ割」という試みがいろんなところで実施されているとのこと。若者よ、ぜひ投票に行こう。 インターネットを用いた電子投票制度は設け…
その1はこちら↓ fukuchanstudy.hatenablog.com 次に「選挙運動」について。 候補者が立候補を届ける前に選挙運動を展開するのは違法である。 選挙期間中の戸別訪問は公職選挙法で禁止されている。 18歳選挙権は国政では2016年の参議院選挙から適用された。…
ここのところ仕事と畑が忙しく、なかなかブログを書くことができなかった。そうこうするうちに、参議院選挙がいよいよ明日になってしまった。また、安倍前首相が凶弾に倒れるという、日本社会を震撼させる暴挙が起こった。歴代最長政権となった安倍政権、そ…
「こども家庭庁」が創設されることとなった。 これまで厚生労働省や内閣府にまたがっていた子ども関連部局を統合し、子ども政策の司令塔として政策を一元的に進めようとするものだ。子どもの貧困対策、児童虐待防止、性犯罪対策、子育て支援、少子化対策とい…
今日6月20日は「世界難民の日」だそうだ。 UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)によると、紛争などによって「難民」や「避難民」となった人が、世界全体で初めて1億人を超えたとのこと。ロシアによるウクライナ侵攻によって急激に増えたためだ。ウクライナ難民…
ねじれ国会だったら 前回、侮辱罪の厳罰化を含む刑法の改正が可決したことをみた。 fukuchanstudy.hatenablog.com 今日、15日に閉会した国会での法案の可決状況全体についてはどうであったかというと、政府が「内閣法制局」を通じて作成・提出した法案は今…
インターネットにおける誹謗中傷が後を断たないため、それに歯止めをかけるべく、侮辱罪の厳罰化が図られた。この法改正の背景とともに、このケースを事例に両議院での法改正の実際を知っておこう。 名誉毀損と侮辱 誹謗中傷に対する厳罰化への動き 法改正の…
立憲民主党が提出した岸田内閣に対する不信任決議案と細田博之衆院議長への不信任決議案が否決された。 「内閣不信任」はよく聞くことだが、そもそも内閣不信任決議案は衆院議員51人以上の賛同者があれば提出でき、最優先で採決されるもので、憲法の規定で…
厳しい世の中になった 高校生に金融教育が始まった 円安だけでなく、財政悪化にも歯止めがかからない。 金融教育が始まった 「安全性」「収益性」「流動性」 ○金利、株価、債券の関係について 円安だけでなく、財政悪化にも歯止めがかからない。 政府は17日…
今日5月15日は沖縄が返還されて50年。 この機会に、正誤問題を通じて、沖縄の苦悩を知り、今後の展望について考えてみよう。 ■沖縄は1972年に日本に返還されるまではアメリカの施政権下に置かれていた。○か✕か。 ■戦後、米軍基地が各地に置かれることになっ…
受験生諸君、この機会に戦後史を俯瞰しよう3年生は1学期中間テストが近づいてきていると思う。政治経済は、「国際」あたりが範囲の学校もあるかもしれない。ウクライナ戦争で国際について関心を高めたはずだから、戦後の歴史をしっかりと俯瞰してほしい。 「…
食糧危機のおそれが出てきた 前回、エネルギー危機のことに触れたが、EUがロシアへの追加制裁として、ロシアからの原油禁輸に踏み込むことになったようだ。猶予期間をおき6ヶ月以内に禁輸という方針とのこと。一部反対の国もあり、合意を取り付けることがで…
ロシアによるウクライナ戦争にともなって、ロシアへの経済政策の一環として、ロシアの主産業であるエネルギー輸入の制限・禁止という措置が取られつつあることは承知のことかと思われる。ただ、各国ともエネルギー事情に違いがあり、対応は一様ではない。 各…
ウクライナの停戦協議が進まない。それどころか、ロシアが攻撃をさらに強めている。マリウポリの地下施設に閉じ込められている人々全員が何とか無事に救出されないものか・・・祈ることしかできないことにもどかしさが募るばかりである。 こうした中、周辺諸…
フランスの大統領選挙が決選投票になった。なぜなのか? そんな疑問すら持たずにニュースを聞き流している受験生も多いはず。 「モッタイナイ」。 「えっ、なんで?」と思うとこから、学びが始まる。 以下、世界の政治体制について、大統領制を中心に正誤問題…
ウクライナの停戦についての協議が進まない。この間、400万人を超えるウクライナの人々が難民として国外に避難した。 かつて、19世紀は移民の世紀、20世紀は難民の世紀・・・と世界史の授業で話しをしていたが、21世紀にこんなに難民が生まれるなんて思って…
経済の話が続くが、あまりに込み入ったことばかり触れていると、受験生としてもしんどいはず。そこで、今日で経済は一応一区切りしたいので、金利の話だけ追加しておく。 アメリカが金利を上げてきたことが日本の「円安」につながっていることは理解できたは…
前々回の課題を解決してしまおう。 何故多くの国が物価が上がってきた中で、日本は長い間物価があまり上がらなかったのか? それには様々な要因があろう。 前々回触れたことであるが、強引な「円安」政策で抑制はされているものの、基本的には「円高・デフレ…
前回、ビックマック指数とか、内外価格差といった指標に触れたが、もう一つ新たな指標を追加として取り上げておきたい。「実質実効為替レート」というのがそれである。「数値が高いほど対外的な購買力があり、海外製品を割安に購入できることを示す指標」だ…
物価の上昇の動きと円安、インフレ 購買力平価説 内外価格差 ビックマック指数 物価の上昇の動きと円安、インフレ ここのところ物価の上昇の動きが生じ始めた。ウクライナ戦争をその一因として、原油価格や小麦などの輸入製品が上昇するという「コスト・ブッ…
図解:円高円安の関係 「対外投資」 「内外価格差」 同じ財・サービスでも海外より国内の方が高い場合、円高が進行すると、内外価格差は縮小しやすくなる。○か✕か。 図解:円高円安の関係 3回に渡って円高・円安について触れてきたが、長々とした文章をもう…
円高・円安の変動のメカニズム(要因)が何となく理解できたかな? では、次は、その(結果)としての「影響」、メリットとデメリットについて。 まずは、簡単な正誤問題から取り組んでみよう。 A 円安になると輸出が不利になる。○か✕か。 B 円安は、輸入原料など…
前回、現在の円安が、アメリカが金利をあげてきたことに起因することに触れた。ただし、理由はそれだけではないとも言及しておいた。 今回は、「物価」、「金利」、「株価」などとの関係について触れておく。 まずは、簡単な正誤問題から取り組んでみよう。 …
日本の「円安」が止まらない。 受験生にとっては円高・円安はあまり関心がないかも知れないが、円の為替相場の変動は経済活動にはとても大きな影響を与える。今、過去最大レヴェルまで円安が進んできたという。 何故なのか?そして円安にはどんなメリットとデ…
北朝鮮が新型ICBMを発射し、日本の排他的経済水域に落下した。 これまでのミサイル発射で最も日本列島に接近した地点に落下したようだ。 共通テストには単独で出題されることはないかも知れないが、現在の状況に至るまでの経緯について、以下のことは知って…
■プーチンの戦争に関連し、2題追加 今日、軍縮の対象となっているのは核兵器だけではなく、その他の兵器も対象となっており、例えば1960年代には、神経ガスなどの化学兵器の禁止などを定めた化学兵器禁止条約が採択されている。○か✕か。 国防費は日本の場合G…
参議院選挙について・・・夏の選挙をにらんで・・・2題 「選挙期間中の戸別訪問は公職選挙法で禁止されている。」○か✕か。 「参議院議員通常選挙は、参議院議員の 6 年の任期満了時に行われるが、 3 年ごとに半数を入れ替えるため、 3 年に 1 回実施される。…